ひび割れ壺


ある水汲み人足(労働者)は2つの壺を持っていた。片方は完璧な壺。片方の壺にはヒビが入っていた。


彼は2つの壺を棒の両端に下げ、川から主人の家に水を運ぶ。


水を汲んだ帰り、完璧な壺は水を一滴もこぼさないが、ヒビ割れした壺の水は半分に減っていた。


完璧な壺はいつも目的を達成する自分を誇りに思っていた。ヒビ割れ壺はいつも半分しか達成しない自分を恥じていた。


ある日、ヒビ割れ壺は水汲み人足に話しかけた。「私は恥ずかしいし、あなたに済まないと思う」「はぜそう思うの?何を恥じているの?」と人足は答えた。


「私は水を半分しか運べない。水が溢れるから、あなたがどんなに努力しても、その努力が報われない事が私には辛い」と壺は言った。


人足は笑って壺に言った。「ご主人様の家に帰る途中に咲く綺麗な花を見てごらん。君が通る側にしか花が咲いていない事に気づいたかい?」


「僕はヒビがある君が通る側の道に花の種を蒔いたんだ。そして君が水をまいてくれたおかげで、ご主人様の食卓に花を欠かした事はないよ。君が君じゃなかったらご主人様の食卓を綺麗な花で飾る事はなかった。ありがとう」

まり〜た

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