数字と人生

ガリレオは「宇宙という書物は数学と言う言葉て書かれている」と言いました。自然科学では当然、数字を用います。しかし社会学でも、心理的に影響します。人間が最も美しいと感じる黄金比(写真参照)があります。これも数式で表します。

また人間の心の機能には、情知意があります。実は人間関係の距離には、情的距離、知的距離、意的距離があります。

腕の長さは約５０ｃｍですから、５０ｃｍを１単位として、人の心理は変化します。腕を伸ばして相手に触れる距離が５０ｃｍです。恋人や親子がスキンシップするには、最低５０ｃｍ以内にいないといけません。

テーブルは５０ｃｍ以上になっているので、向かい合うとスキンシップできません。握手だけです。カウンセリングで隣り合って座るのは、対立関係にならないようにという意味だけでなく、スキンシップ感を通して、親近感を与えるためです。

恋人同士が愛をささやくには、５０ｃｍ以内にいないといけません。５０ｃｍは、情的距離となるのてす。

夫婦が喧嘩しないためには、５０ｃｍ以内にいることが大事です。５０ｃｍを超えると、つい口論になります。５０ｃｍ以上は、知的距離になるからです。

５０ｃｍ×２＝１ｍ。これが知的距離です。テーブルが５０ｃｍ～１ｍになっているのは、知的な会話ができるようにするためです。商談をするときは、この距離だと知的に納得するのです。

次に１ｍ×２＝２ｍ。これは意的距離となります。一人が複数に対して演説する場合は、意的要素（訴える要素）が必要となります。その場合は１ｍ以上離れて声を大きくします。１ｍ以内で大声を出すと、喧嘩になりかねないのです。

あなたが今、相手に対して、何を求めているのか？

情的に一つになりたいのか、知的に理解してほしいのか、相手を引っ張っていきたいのか？それに応じた距離を保つといいのです。一度、実践してください。