「枯れの美学」と晩年人生


普通、生きた花を美と言います。枯れた花を美という、新しい美の感覚が「枯れの美学」です。

これは西洋哲学にはない発想かも知れません。
東洋哲学に陰陽哲学があります。陽を生、力、明るさ、陰が死、弱さ、暗さとなります。
枯れは陰となります。本来「陰陽の調和が美」となり、陰を含めた美の表現になります。

東洋の日本には「わび、さび」に美を感じるのも、枯れに美を感じるからです。
私は「欠けの美学」もあると思います。陶器が歪んでいたり、自然の傷があるものに美を感じ評価されます。

 西洋は庭園の完全な左右対称を美と捉えます。日本は左右が対称にならず、少し差があります。
そういう意味ではピサの斜塔も、東洋的な美といえるでしょう。

音楽でも沖縄の音楽では、「レとラ」の音を出さないことで、音の欠けが、わびしさのある音楽になっています。

そして人生の晩年にも美があり、最高の輝きとなります。晩年は人生の終わりでなく、新しい青春とも言えるのです。

朝日の輝きとは違う、夕日の黄金の輝きに光る晩年を送れるように、今を送りましょう。

PALAN

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