それでも僕は夢を見る
(水野敬也 氏)
私は今、重い病気で病院のベッドの上で寝ています。あなたがこれを読む時には存在しないでしょう。
私は死ぬのが怖いです。死にたくありません。私は生きたいのです。
私はまた人を好きになりたい。振り向いてもらえなくていい。傷つくだけで終わってもいい。
その人の事を考えているだけで幸せな時間をまた味わいたい。
私は夢を見たい。叶わなくてもいい。恥ずかしい思いをするだけでもいい。
私はつまらない人生を送って来ましたが、それでも生きる事は、素晴らしかった。
私はずっと夢を叶える事ができたら人生が輝くと思っていました。でも間違っていました。
生きる事そのものが輝きでした。あなたは今、生きている。それが私には眩しいのです。
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