アリとキリギリス

アリは冬に備えて、夏の暑い時も、秋の紅葉も見ずにコツコツと働き続けました。

その間、キリギリスは歌を歌って遊んでいました。ところが冬になり食べ物がなくなりました。そしてキリギリスは、、、

これは真面目にコツコツと働く事の大切さを伝えてくれる物語です。日本人の生き方には受け入れやすい話です。

でもキリギリスの生き方に共感する人もいます。アリは冬になると穴の中に閉じこもり、春になるとまた働き続けます。楽しく遊ぶ事もせず一年中、生きる為に働き続けます。

キリギリスは歌う事が大好きです。冬への備えもせず、食べる楽しみ以上に歌いたいのです。そしてその生き方に満足します。

ある話では、キリギリスはアリに言います。「もう歌うべき歌はすべて歌った。君は僕の亡骸を食べて生き延びればいいよ」と。負け惜しみにも聞こえますが本音だと思います。

ところでアリとキリギリスの寿命を知っていますか？アリは1〜2年です。キリギリスは2ヶ月なのです。


キリギリスは冬には死んでしまうのです。それを知っていたキリギリスは、ただ生きるのではなく、最高に楽しい時間を優先したのです。あなたはどんな人生を送りたいですか？


ところで、この続きの話がある事を知っていますか？実はキリギリスが歌った曲が大ヒットし、大金持ちになったんです。(笑)。食べる事に困るどころか毎日、楽しく歌い続けたのです。


人生に答えはありません。横の人を見るのではなく、自分の心が願う道を歩みましょう。自分の心のままに、、、