ダイソー創業の話
ダイソー創業者・矢野氏は学生時代に結婚。卒業後、義父の会社を継ぐも倒産。借金を背負い夜逃げした。
妻と子を連れ東京へ逃げ訪問販売の仕事に就くが、成績は30人中、30番。ちり紙交換など9回転職。
義兄の会社を手伝うも倒産。「俺の運は最低だから働いて飯が食えれば満足。欲はゼロだった」
その後、矢野氏は29歳。トラックで雑貨販売を始めた。「毎朝5時に出て帰宅は夜11時12時。生きる事に必死だった」
商品の値段は様々あったが、ある日、忙しく「全部百円」とつい口に。商品は瞬く間に売れた。
その後、百円ショップ・ダイソーが誕生。「安物買いの銭失い」といつも言われたが、「どうせ儲からないし、良い物を売ってやる」と開き直り、時には98円の物でも100円で売った。
トラックで始めて50年。ダイソーは国内外で六千店舗を超え、今も皆の暮らしを支える。
「私は鈍才です。超がつくくらい頭が悪くて能力もないから、会社を大きく儲けたいと大それた事は考えません」
悩んでいるからと暗い顔していたら悩みは大きくなる。辛い時ほど笑い飛ばし元気を出す。(矢野博丈)
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