苦しみから抜け出すには?
心理学者のアドラーは「どうしたらみんなを喜ばすことが出来るかを毎日考えるようにしなさい。
そうすれば憂鬱な気持など吹き飛んでしまいます。反対に自分のことばかり考えていたら、どんどん不幸になってしまいますよ」と述べています。
人を喜ばすには思いやりが必要です。思いやる具体的な方法として釈尊が説かれたのは布施、愛語、利行、同事により自我心を捨てて、生きとし生けるもの全てのために尽くす四摂法(ししょうぼう)の教えです。
この四摂法を瞑想と共に日々実践することがそのまま善行となり苦から抜け出し、慈悲喜捨にみちて誰からも喜ばれ愛される自分になることができます。
1.「布施」とは我欲を捨て、物でも心でも他にわけ与え、他を生かすということです。
2.「愛語」とは常に心を清めやさしい慈愛の言葉がけをすることです。
3.「利行」とは、見返りを求めず、ひたすらに他を利する行動をすることです。
4.「同事」とは平等心で、相手を自分と同じように思いやる心です。瞑想で心を調え四摂法の実践で苦しみから脱しましょう。
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